地下鉄のザジ
1960年フランス監督:ルイ・マル
出演:カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ他
(´▽`)つ★★★★☆
<ストーリー>
田舎育ちの10才のザジは、母親とパリにやってきた。
母親が恋人と逢引きをする間、ザジはパリに住む叔父さんに預けられる。
ザジがパリにきて一番楽しみにしていたことは、地下鉄に乗ること。
しかし、地下鉄はストライキで休止中。
どうしても地下鉄に乗りたかったザジは、叔父さんの目を盗んでひとりパリの街に飛び出していくのだが・・・。
レイモンド・クノーの小説をルイ・マルが監督をして映画化。
若き日のフィリップ・ノワレがザジの叔父さんで登場している。
封切当時はドタバタした内容だからか、あまり良い評価を得られなかった映画らしいんですけど、時代が違うとそのドタバタ加減も新鮮な印象を受けるからわからないものですねー。そして、とにかくザジが可愛い♪
ショート・ボブのヘアースタイル(日本風に言えば”おかっぱ”)に赤いセーター、細かいヒダのスカート・・・。
永久歯が生え揃ってないお口でニタァ〜と笑う表情は、なかなかのツワモノ。
子供って純粋で無垢で天使みたい〜・・・という大人の夢を木っ端微塵に打ち砕く素晴らしいキャラです。
自称警察官の怪しい神出鬼没な変なオッサンに、「ロリコン?」なんてズバッと訊いたり、「自分の母親は父親を殴り殺した」なんて話をうっとりした表情で話すし、将来は先生になって悪い生徒のお尻をコンパスで刺すと平気で語れる女の子。
ストーリーはあってないようなもの。とにかくザジは走る走る。
パリの雑踏とした人込みをピョコピョコ走り回る。
コマ落としで早送りした映像がモノクロのコメディー映画を彷彿させ、逃げるザジvs追いかける大人というシチュエーションが楽しい。
そこへ大人の愛だの恋だのが絡んで、男と女の追いかけっこも加わって、普通に見ていると何が何やらわけわからん展開になる。
この作品は、昔見たドリフのドタバタな番組を思い出しますねー。コントの最後は滅茶苦茶になって、それを大笑いで見ていた子供の頃をふと思い出しました。
それと、当時のファッションだとか車だとかインテリアがオシャレな感じ。
ちょっとレトロで、'60年代のメイクも新鮮。
日本人にとって「憧れのパリ」だった時代が堪能もできる、粋な作品だと思います。
まぁ、ラストのドタバタシーンは、やり過ぎじゃないの・・・?とは思いましたけど、ザジが最後に言ったセリフはオツ。


















