オーメン2/ダミアン
1978年アメリカ監督:ドン・テイラー
出演:ウィリアム・ホールデン、リー・グラント、ジョナサン・スコット=テイラー
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
外交官のロバートが亡くなり、弟のリチャードがダミアンを引き取ってから7年。
ダミアンは従兄弟のマークと共にシカゴに近い陸軍学校で学んでいた。
ある日、リチャードの家に来ていたリチャードの伯母は、ロバートがダミアンを殺そうとしていたことを忠告し、ダミアンは不吉な子供だと罵るが、翌朝突然死する。
それ以降、ダミアンの秘密を知る者が次々と不審な事故死を遂げていく。
13才になったダミアンの「覚醒」を描いたとも言える、「オーメン」の続編。
続編にありがちな失速感も感じてしまい、「オーメン」よりは恐怖の質が落ちてしまった気がする。
私はこの作品をホラー映画としてではなく、ダミアンの青春映画のような感覚で観終りました。
そうは言っても、この作品もキャスティングが良い。往年の名俳優ウィリアム・ホールデンも名を連ね、前作同様にハクを付けている。
ダミアンを演じた少年も、どこかしら前作の男の子の雰囲気に似ていて、違和感がなかったのも良かった。
でも、舞台がアメリカに移ったことで雰囲気も変わっちゃったし、関わってくる登場人物が増えてきたことで前作の閉塞感は薄くなった気がする。
そして、映画の中でいろんな場所に場面が切り替わっていくのも、締まりのなさを感じる要因となったんじゃないかと思う。
ダミアンに限って言えば、自分自身が何者なのか知らないという状況から真実を知ってしまう過程は不びんな気持ちにさせられた。
まぁ、7年間もの間、つつがなく何事も起きずに普通に過ごしてこれたのか?というツッコミも入れたくもなりましたが・・・。
従兄弟のマークと仲が良かっただけに、切なくなりましたよ。
しかしマークも手のひら返しで嫌うこともなかろうに・・・とは思ったけれど、マークとの決別でダミアンはハッキリ覚醒したのですね。
痛みを伴った覚醒である点が大きなポイントだった。
今回もやはり目のアップを多用してますね。そして壁に描かれたという顔の絵も目だけがやけにリアルで、本当に見つめているようで不気味でした。
怖さの演出は前作を受け継いでいるけど、カラスに突かれて血だらけになる顔はちょっと気味悪かった。
でも一番ゾォ〜〜としたのが、「ダミア〜〜〜〜ン!!」と叫んでるシーンですよ。
だって、あの表情で叫んでるのは怖いでしょう((;゚Д゚)
たぶん、前作を作る時点では続編を作るなんて思ってもいなかったでしょう。
ヒットしたから続編作ろうぜ!ってな感じだったと思いますが、1作目で完結してた方が更に「オーメン」は伝説的なホラー映画になっていたんだと思う。
この作品で悪魔の子だと無自覚なダミアンにしておいて、覚醒させる経緯を描くという、なんとも人間的な作品に仕上げてしまったしね。
ま、それはそれで良いんだけれど・・・今の流行みたいな「三部作」という流れで作り始めた訳ではないでしょうから、ブツ切れみたいな感じは仕方ない。
ところで、リメイクも三作共やるんでしょうかねぇ?

















