スケアクロウ
1973年アメリカ監督:ジェリー・シャッツバーグ
出演:ジーン・ハックマン、アル・パチーノ
(´▽`)つ★★★★☆
<ストーリー>
南カリフォルニアの人里離れた道路で、6年の刑期を終え刑務所から出たばかりのマックスと5年の船員生活をやめ、デトロイトに置き去りにした妻と5才になっているはずの子供に会おうとしているライオンは出会った。
マックスは洗車店を始めるため、ピッツバーグへ向かう途中だった。
2人は意気投合し、マックスはライオンに一緒に洗車店をやろうと誘い、途中デンバーとデトロイトに立ち寄り、ピッツバーグへの旅を始める。
※ネタバレ含む記事です。
まさに、男の友情と質の良いロードムービーという要素が重なり、男のロマンを感じさせる映画です。
こういう映画を観ると、「男っていいなぁ〜」などと少しは羨ましいと感じちゃうのです。
ジーン・ハックマン演じるマックスは、短気でケンカっ早くて、猪突猛進な男。荷物になるからと、自分の服を全部着こんでモコモコさせている。
一方、アル・パチーノ演じるライオンは物静かで思慮深い。
なんとなく対照的な2人がヒッチハイクしたり、貨物列車に潜り込んで乗ったりして旅を続ける。
こういう旅を一度してみたいなー・・・と思った人も多いことでしょう。
「旅は道連れ・・・」 なんて言葉もあるくらいで、何の接点もなかった2人は気が合い、旅を続けていく。
私はこの映画のアル・パチーノがお気に入りで、どこか放っておけない雰囲気が漂ってて、ライオンというキャラを完璧に作り上げていたと思う。だからか、ゴタゴタを起こして2人で刑務所に入っちゃった時、ライオンが男に狙われちゃうのも変に納得しちゃうんですよねー。
ライオンが抵抗したために顔を殴られ、それを知ったマックスはしっかり仕返し。
この辺りで、この2人の信頼関係は深まっていくんですね。
そして、すぐにケンカしちゃうマックスにライオンは「スケアクロウ(案山子)」の話を聞かせる。
で、洗車店の名前はスケアクロウにしよう♪と、マックスはご機嫌になるんだけれど、このスケアクロウの話で徐々にマックスは怒りをグッと堪えることを心掛ける。
あるパブで客にからかわれ、いつもだったらマックスはぶち切れて殴りかかるところを、何枚も重ねて着ている服をストリップよろしくジュークボックスから流れる音楽に合わせて脱ぎ出す。
客達は大喜びで、それをそっとライオンは嬉しそうに見ている。
このシーンは、もうすでに2人の信頼関係が確固たるものだと感じさせます。

デトロイトに着き、ライオンは妻に電話をかける。
しかし、妻は再婚していて、ライオンには子供は死産だったと嘘をつくんです。
妻の傍らには、ライオンそっくりな男の子が・・・。
ガックリするライオンだったけれど、マックスには妻に言われたことを隠してはしゃぎ出す。
旅の最中、片時も離さなかった子供へのプレゼントの箱を手放すシーンは、はしゃぐライオンの哀れさを感じさせ、切ないんですよー。
ライオンはショックと喪失感が重なり、精神が不安定になって倒れてしまう。
病院へ担ぎ込まれ、薬で眠っているライオンに向かって「お前は最後のマッチを俺にくれた」とマックスが初めて出会った時のことを話すシーンで、泣かせます(;つД`)
人生は旅に喩えられるけれど、彼らの旅は人生をずっと寄り添ってきたに匹敵する旅だったのね・・・。
マックスは寝る時、靴を枕の下に入れて寝るんですが、その理由をライオンが訊いても教えなかった。
その理由はラストで明らかになります。
ひとりピッツバーグへ向かうマックス・・・往復のチケットを買って・・・。
とにかく、最後の最後まで友情に対して心憎い展開で幕を閉じるこの映画は、ロードムービーの最高傑作ですね。

ご指摘ありがとうございます!!
書き直しました(;・∀・)
いやぁ〜・・・お恥ずかしいです。。。
マックス⇔ライオンと変えると正しいと思います。
書き直しました(;・∀・)
いやぁ〜・・・お恥ずかしいです。。。
2007年02月20日 らぶここ URL 編集
こんにちは。スケアクロウのストーリーの文章を読んでいて思ったのですが、登場人物として紹介されているマックスとライオンの役柄が反対じゃないですか??マックス⇔ライオンと変えると正しいと思います。
















