穴
2001年イギリス監督:ニック・ハム
出演:ソーラ・パーチ、デズモンド・ハリントン、キーラ・ナイトレイ、ダニエル・ブロックルパンク
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
イギリスの名門パブリック・スクールから4人の生徒が忽然と姿を消した。
18日後、その4人のうちリズだけが戻ってくる。
怯えきっていたりズが精神的に落ち着いた頃、犯罪心理学者のもとで、何があったのか話し始める。
マイク、ジェフ、フランキーの男女4人で、地理の研究旅行をさぼり、週末3日間を楽しく過ごそうと、第二次世界大戦時の防空壕の穴に入った。
リズにとって、片思いのマイクと親しくなるチャンスだった。
しかし、3日目に穴の扉の鍵を外しにくるはずのマーティンが来なかった。
穴の中に閉じ込められた4人・・・・。
※ネタバレ含んだ記事です。
タイトルが「穴」ですが、「穴/HOLES」とはまったく違いますのでご注意を。
それにしても「穴」というタイトルの映画がなんて多いことか・・・。
原題が「The Hole」だから「穴」には違いませんけど、邦画も含めると「穴」だらけです(;´Д`)
この作品は、企画から7年もかかって出来上がったそうです。
原作は、ガイ・バードが19才の時に書いたものだそで、原作に忠実に作られたそうです。
さて、のっけからリズが何かに怯え、学校までのろのろと歩く姿が映し出される。彼女が歩く道の両側には、彼女たち4人を探すための写真がズラーッと貼られている・・・案外その情景が不気味な雰囲気なのです。
そして、学校の中に入ったリズは警察に電話をかけ、いきなり叫んで倒れてしまう。
ここら辺で、掴みはOKってな感じですね。
いったい何があったのか、誰もが知りたいと思うし、映画の方はタイミングを推し量ったかのように、リズから話を聞いていくシーンへと繋がる。
しかし、この回想シーンに入ると、さっきまでの緊迫感が一気に抜けてしまうんですよ・・・まぁ、他の3人が誰でどんな人物かを知らせる必要があったんでしょうけども。
リズの話では、防空壕の穴で週末を過ごすという提案をしたのはマーティンで、彼は穴の扉の鍵をかけて3日後に鍵を開けに来る手はずだった。
しかしマーティンは現れなかった・・・。
なぜなら、リズのことを好きなマーティンは、リズがマイクと親しくなることを嫌がっていて、それで腹いせに監禁をしたのだ・・・という話。
心理学者はそれを鵜呑みにし、警察に報告。
マーティンは警察に逮捕される。
ところがマーティンは、そんなことをはやっていないと否認する。結局、証拠もないので保釈されるのですが、リズの様子が徐々に変っていくんですねー。
ここからが核心なんですよ。
心理学者を伴って、リズはあの穴に行く。
そこで、経緯や穴の中の出来事を話し始める。
最初に話した内容とは全く違う内容・・・。
リズはマイクを自分のものにするために、穴でパーティーをやる計画を立てた。
でも、マイクがなかなか自分のことに関心を示してくれない。
そこで、リズはみんなを穴に閉じ込めることにしたのですよ〜。
実は、鍵は内側からかけられるようになっていて、その鍵をリズが持っていたというオチ。
そのことは他の3人は知らない。
徐々に衰弱していくし、フランキーは体調の異変で死んじゃうし、ジェフはコーラを飲もうとしてマイクに頭を強打され死んじゃう。
なんでそんな風になる前に、鍵を開けないんだ!っていう怒りもふつふつ沸いてくるんだけど、リズにとってみれば邪魔な2人がいなくなり、マイクと2人きりになってパラダイスなのですよ。
いくら惚れているとは言え、もう狂気の沙汰ですね (((( ;゚Д゚)))
この映画でゾッとさせられるのは、リズ自身の「愛」という形。そして、目的のためには手段を選ばない残忍性と、自分の保身のために邪魔な者を消してしまう冷酷性。
彼女の場合、歪んだ愛なのでしょうね。
ストーカーにも似た心理かもしれない。
ラストの笑みが「オーメン」のダミアンより怖かった。
まるで悪魔のようです。
ソーラ・パーチは素晴らしかったですね、そういう意味では。
素朴な顔の裏では・・・・って感じで。

















