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ギルバート・グレイプ

ギルバート・グレイプ1993年アメリカ
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス

(´▽`)つ★★★☆☆

<ストーリー>
アイオワ州エンドーラ。
ギルバート・グレイプは食料品店に勤め、退屈な日々にうんざりしていて町を出て行きたかった。
しかし、ギルバートには知的障害の弟アーニー、17年前に父親が自殺して以来外出せず、一日中食べ続けて自分では動けないほど太ってしまった母親の面倒を見なければならなかった。


※ネタバレ含んだ記事です。


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監督は「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のラッセ・ハルストレム。
この監督さんは、心優しい男を描くのが上手いなぁ〜と思う。
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」は、病気の母親にヒステリックに叱られても、何とか母親を喜ばせようとする母親思いの男の子が主人公だ。
「ギルバート・グレイプ」も太って動けない母親と知的障害の弟を面倒見る長男。
そんな責任感のあるアニキを通じて、家族を描いています。
それにしても、この映画は閉塞感たっぷりの作品です。
観ている方まで息苦しくなりそうで・・・。
設定もさることながら、ジョニー演じるギルバートの無表情さに少々げんなりしてしまいそうになりました。

そしてこの映画は、まるでギルバートの対極にアーニーを存在させているようでもありますね。
色んなしがらみに囚われているギルバートに対し、全てをストレートに出してコントロールさえできないアーニー。
で、もうひとり対極な人物に、トレーラーで旅をしているベッキーという女性。
gg3.jpgギルバートは、ベッキーと出会い惹かれていく。
町の女性ではないっていう点がミソで、ギルバート自身が求めている何かに彼女は触れたのでしょう。
その「何か」とは、「自由」ではないかと・・・。
このベッキー演じるジュリエット・ルイスがチャーミング♪
ベリー・ショートが似合ってて、ベッキーの自由奔放な性格を表わす髪形で良いのだわぁ〜(*´∀`*)
ギルバートのモッサ苦しい長髪とも対照的ですわ。

gg5.jpgアーニーの役を演じるにあたり、ディカプリオは相当にリサーチしたようです。
その甲斐あって、演じるには難しいキャラクターを見事に演じ切ったな!という印象が強い。
一方のジョニーの方は、ひたむきに家族のことだけを考えてしまう長男を素直に演じていた印象があります。
ですから、ディカプリオの演技に食われた・・・という感じはないですね。
まぁ、考えてみると、ジョニーが出ている映画の中で唯一クセのない主人公を演じた作品・・・かな?

ギルバートは自由に憧れていた。
しかし、具体的に自分は何を望んでいるのかわからなかった。
これは私たちにも言えることで、「自分はどうしたい?」とか「自分はどう在りたい?」という問いに答えが見つからないことがある。
ギルバートは、自分の置かれている状況から逃げ出したい一心で、実は具体的には何も考えていないと気づくのです。
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そんな中、アーニーが18才の誕生日を迎える。
母親はそれを見届けたかのように、息を引き取る。
そして、父親が遺した家・・・家族を縛り付けていた象徴でもあった家に火を点けて、母親を火葬します。
母親が亡くなって「自由になった」というのは複雑ですけども、実質的に自由になった訳です。
姉も妹もそれぞれの道を歩き出し、やがてギルバートはベッキーと再会して、アーニーを連れて町から出る。
アーニーが「どこへ行くの?」と尋ね、「どこへでも行ける」というギルバートの返事で終えるのです。
アーニーと一緒の兄ちゃんは、やはり優しい男なんですねー。

それにしても、ジョニーとディカプリオの共演・・・今考えると、なかなか贅沢な感じがしますね。
ディカプリオは、この時期本当に共演者に恵まれていた気がします。


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2007年02月10日 映画あ〜さ行 1990年代 トラックバック:0 コメント:0












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