ショコラ
2000年アメリカ監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジュリエット・ビノシュ、ジュディ・デンチ、レナ・オリン、アルフレッド・モリーナ他
(´▽`)つ★★★★★
<ストーリー>
フランスの小さな村。
レノ伯爵の因習にこだわった権力に支配された村に、ヴィアンヌと娘のアヌークがやってきて、チョコレート店を開く。
村の掟に見向きもしないヴィアンヌに、レノ伯爵は排除をしようと始める。
しかし、チョコレートのおいしさに魅了された村人たちは、徐々に心を開いていく。
そこへジプシー一団が村に現れ、よそ者同士で親しくするヴィアンヌに、村人は冷たい視線を向ける。
このレビューを書いているのは2月14日・・・ということで、わざとらしくチョコレートの映画をレビューしたいと思います♪
この作品は、私からすると何とも贅沢でおいしい映画となりました。
ストーリーもファンタジー溢れ、チョコレートというアイテムを上手く使ってハートフルに仕上げた逸品という感じです。
まずは、よくこのキャスティングができたなぁ〜と唸りました。この作品はキャスティングが本当に贅沢で、この顔ぶれを見ただけで「おいしい」のです。
特に、ジュリエット・ビノシュにレナ・オリン!!
「存在の耐えられない軽さ」で共演していて、当時はレナ・オリンが洗練された女というキャラに対して、ビノシュはどこにでもいそうな地味な女性というキャラでした。
その映画の登場人物の中でレナ・オリン演じるサビーナが好きだったので、私にとっては嬉しいキャスティングでした。
そして、堅物なレノ伯爵にアルフレッド・モリーナ。
「プリック・アップ」ではゲイの役柄で、ゲイリー・オールドマン演じる主人公の同棲相手でした。
とても細やかな演技をするアクターだし、彼の眼の表現がとても上手い。
この映画では嫌なヤツなんだけれど、彼の物寂しげな表情がどこか同情してしまう雰囲気を醸し出していて、誰よりも心を閉ざして病んでいるキャラを演じ切っていましたね。
で、この映画でビノシュ以上に存在感を感じさせたのは、やはりジュディ・デンチだと思うんですよ。「眺めのいい部屋」などで味のある脇役を演じている、素晴らしいイギリスの女優さんです。
閉鎖的な娘と仲違いしている頑固さと寂しさを滲ませ、よそ者のヴィアンヌの最初の理解者となって励ましていく。
ホットチョコを飲んだ時の笑顔がステキ♪
そして、誕生日のパーティーで孫から肖像画を贈られた時の表情にはウルウル・・・。
これほどまでに贅沢なキャスティングの上に、小さな村の雰囲気もたまりませんっ!この村は実在する村なんだそうで、まるでお伽話にでも出てきそうな村なんですよねー。
教会を中心にして寄り添っているかのような村。
ヴィアンヌ親子が訪れた時は物寂しげなたたずまいだったのが、季節が冬から春〜夏と変化するごとに表情が変っていく村で、ストーリーにピッタリな村だと思います。
この映画の中で、風がうまく使われていましたね。まるで「風の又三郎」のように北風と共にやってきたヴィアンヌ親子ですけど、赤いフードコートが閉鎖的な村に対する配色として「異色」を放っているという意味でインパクトを与えている。
細部まで考えてるなぁ〜と、この作品が丁寧に作られている感じが伝わってきます。
お店の壁が水色だったりしてるし、配色もチェックしてみると面白いかも。
そして、小物もなかなかステキなんですよね。
雑貨好きな人にはたまらないかもしれません。
最後に、忘れちゃならんジョニー・デップ。
まぁ、ジプシーというよりも、ジョニーがやってきた・・・という感じでしたけども(;・∀・)
でも、フランスの田舎に放浪しているアメリカンって感じで、見たからに村人から煙たがれそうな外国人としてはインパクトがありました。
ギターを弾いているんですけど、実際にジョニーが弾いているんですねー。
お上手です。


















