レディ・イン・ザ・ウォーター
2006年アメリカ監督:Mナイト・シャマラン
出演:ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード、ボブ・バラバン他
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
フィラデルフィア郊外のアパートで住み込み管理人をしているクリープランドは、日々雑用に明け暮れていた。
ある夜、”ストーリー”という名前以外謎に満ちた女性が中庭のプールに潜んでいるところを発見する。
ところが、ストーリーが話す事柄がアパートに住む東洋人の大学生が語っていた伝説と酷似していることに気づく。
この作品は今までのシャラマン作品とは異なり、自分の子供に聞かせているお伽話を映画にした「ファンタジー」ということで、恐さを売りにしてはいない。
目を引くポスターの美しさに、シャラマン作品には辛口な私も少し期待してしまった・・・。
出ている俳優陣も、聞けば誰もが知っているような俳優を今回は使っていないが、クリープランドを演じたポール・ジアマッティはとても良かった。そして、「ヴィレッジ」に引き続きブライス・ダラス・ハワードを水の精霊として起用している。
しかしパッと見た時に、ブライスだとは気づかなかった。
雰囲気がこれほど変るものかと驚いた。
映画全般に渡ってアパートの敷地内の中のお話で進んでいく。
本当にそういう造りのアパートがあるんだろうか?と思うほど、ブルーの瞳のようなプールを取り囲むような造りがステキ。
そのアパートの住人たちがクリープランドとやり取りをするんだけれど、さりげない会話の中でエンディングへのヒントが隠されているんですねー。
そういう展開は面白いとは思いましたけれども・・・。
ところが、どうしても強引なこじ付けなお話にしか感じなかったんですよね。確かに、無駄な登場人物はいない・・・ということが底辺にあったにせよ、ストーリーにまつわる伝説を知っている住人がいた・・・という時点で少しシラケてしまった。
しかも東洋の伝説なのに、精霊は思いきり西洋人だし。
まぁ、そういうツッコミどころは満載なんですけれど、一番ツッコミたいのはやはり出たがりシャラマンorz
いや、出てもいいんですよ・・・ただ、どうしてこうも肝心な人物をやりたがるかなぁ〜と・・・。「この人は監督のシャラマン」とわかる人が観ると、恐らく「おいしい役をやってるなー」という気分になっちゃって作品にのめり込めなくなるんじゃない?
少なくとも私はそうだった。
「なんか、こそばゆいなぁ〜」っていう感じで、引いてしまったというか・・・あのワザとらしい怪物よりも( ;´・ω・`)
この作品は、狙いとしてはいいんですよ。ただファンタジーの要素がありながら、ファンタジーになり切っていない気がするんですよね。
クリープランドの抱える喪失感をストーリーは癒していく・・・そこら辺をもう少し焦点に当てていた方が、エンディングが劇的じゃなくても余韻は残ったんじゃなかろうか?
シャラマンが演じる物書きしている青年が要だとわかった辺りから、クリープランドの内面がそっちのけになっちゃって残念。
そして、アパートの住民も協力していって素晴らしいんだけれど、唐突な感じ。
映画評論家を皮肉ってもいるところもあるんだけども、シャラマン自身が映画に出ているとイヤらしい皮肉になっちゃうね。こういう現代劇でのファンタジー映画は、加減が難しいと思うんですよね。
観ている人の心がホッコリするかどうかが肝心であって、下手すりゃシラケてしまうし。
残念ながら、この作品はシラケてしまう要素が満載になってしまいました。
序盤は良かったし、ラストに繋げるパズルを当てはめるようなアパートの住人たち・・・という発想も良かっただけになぁ〜。
登場人物に対して感情移入できなかったから、薄っぺらな印象しか残らない映画でした。

















