ベティ・サイズモア
2000年アメリカ監督:ニール・ラビュート
出演:レニー・ゼルウィガー、モーガン・フリーマン、クリス・ロック
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
カンザス州の田舎町。
ウェイトレスをしているベティ・サイズモアには、車のセールをしている夫がいる。
そんなベティは、昼の連続ドラマ「愛のすべて」の大ファンで、ドラマの主人公のステキな医師デイヴィッドに夢中になっていた。
ある日、ベティひとりで録画したドラマを見ていると、夫は黒人2人組と一緒に帰宅してきた。
ところが、夫が麻薬を横取りしたという話から、2人に殺害されてしまう。
ベティは隣の部屋からその現場を目撃。
ショックを受けたベティは、昼ドラの架空の世界と現実の堺をなくしてしまう。
2000年カンヌ国際映画祭最優秀脚本賞を受賞した作品。
レニー演じるベティが精神的ショックから無意識のうちに現実逃避し、それに振り回される人々をサスペンスも織り交ぜながらコミカルに描いている。
TVドラマの中の人物にお熱を上げちゃう女性・・・特に既婚女性は多かったりしますからね。夢見る夢子さんと言ったらなんですけど、多かれ少なかれ女性にはそういうところがありますから、そういう点でベティは特別変った女性ではなかった。
ところが、ショッキングな出来事が起きてしまって、自己防衛のためにポーンとドラマの世界に入ってしまったベティ。
カンザスからハリウッドまでの2000キロの旅を始めちゃう。
(ちなみに、日本は全長3500キロだそうです)
ドラマの主人公デイヴィッドとベティ自身のエピソードが自分の脳内では過去の出来事としてしっかり確立されていて、結ばれるはずだったデイヴィッドと再会を果たすための旅。そんなベティはひとりで幸せ気分なのです。
ところが、そんなことになってるとは夢にも思っていない周りの人々。
そこへ、麻薬をベティが持ち逃げしたと思い込んで、追い始める黒人2人組のチャーリーとウエズリー。
追いかける2人組の年長者が人の良さそうなモーガン・フリーマンなので、緊迫感は感じません。一方で、若い方は血の気が多そうというか、とにかくイライラしっぱなし。
そういう意味合いで、バランスを取っているんでしょうね。
で、この2人の関係はラストで明かされるんですが、結構驚きましたよ私は。
とにかく、この作品はレニーのキュートさに尽きますね。
彼女のはにかむ照れ笑いが好きなんですよー。
頭の中がお花畑で、周りの人たちが巻き込まれていくカタチなのに、わけもなく話がトントンと進んでいく。
「んな、ばかなぁ〜〜!」
ということ満載♪
そして、この映画はさりげなく(?)エグいシーンもあったりするんですけど、なんか潔すぎて笑えちゃうから不思議。すべての設定は一歩違えば、アイタタ・・・な映画になるところを工夫していて、そうは思わせない。
それが脚本の素晴らしさなのでしょうね。
エンディングに「ケ・セラセラ」という有名な曲が流れますけど、この曲すらも頭ん中のお花畑っぽさを演出してる風に感じさせるなんて・・・。
まっ、物事を真剣に捉えても人生、お気楽に考えても人生哉ってことですね。

















