ラスベガスをやっつけろ
1998年アメリカ監督:テリー・ギリアム
出演:ジョニー・デップ、ベニチオ・デル・トロ、トビー・マグアイヤ
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
1971年、ジャーナリストのラウル・デュークと弁護士ドクター・ゴンゾーは、ラスベガスで開催される野外オートレースを取材するためにやってくる。
ところが、車のトランクには沢山のドラッグが積んであり、取材そっちのけで一日中ドラッグ三昧だった。
ゴンゾー・ジャーナリズムという分野で有名なハンター・S・トンプソンの同名ルポの映画化。
当初は映画化するのは無理だと言われていたらしい。
音楽はレイ・クーパーの他に、布袋寅泰も参加しています。
感想は、率直に申しますと「わからん」に尽きます。ドラッグによる幻覚などを表現しているような映像の数々・・・だから筋道の通ったストーリー展開はないし、「そこまでやるのか?」と思うほどのハチャメチャぶり。
そりゃ、ドラッグなんぞをやったこともない人間からすれば、ラリってブッ飛んだ感覚などは異次元ですから。
そういう感覚に付き合わされる・・・という感じだったかな?
ブラック・コメディーという触込みですが、アメリカの陰部であった時代がわかるか?わからないか?というところで、映画の評価は分かれるかもしれませんね。
アメリカの1960年代の後半から1970年代の前半まではヒッピーの出現が象徴するように、「平和」という意味を履き違えた若者が多くいた時代だったんじゃないでしょうか?ベトナム戦争に反対して平和を唱えながらも、一方でドラッグまみれになっていた。
政治の方もグダグダだったようだし、必死に高度成長を成し遂げんとする日本に対して、アメリカは内部が落ちぶれていたような印象があるんですよね。
劇中、ホテルのテレビが映し出してたものは、ベトナム戦争。
アメリカは実質戦時中であったにも関わらず、本国ではドラッグやセックスに明け暮れ、新興宗教の出現で妙な価値観を持った若者が生まれた。
そこを踏まえて映画を観ていると、ちょっと視点も変ってくるんだと思います。
ジョン・レノンが「イマジン」を出し、平和な世界を想像してごらん・・・と唄ってた時代に、浅はかにも快楽だけを謳歌する若者たち。それが平和ってもんなら、大したことない。
日本人も多少影響を受けてた人もいたようで、それが俗に言う「団塊の世代」
その辺の皮肉を加味したとしても、私の場合はあらゆる点で胸くそ悪くなってしまったので、星の数は減らしました。
さて、ジョニー・デップ好きの人からすると、この作品は敬遠したい作品って感じでしょうかねぇ?
ジョニーは役作りのために、ハンター・S・トンプソンの家に泊り込んで、しかも自分で髪の毛を抜いてテカテカにしたんだそうですよ。
常にタバコをふかし、がに股でヒョコヒョコ歩く姿。
「ありがとさん♪」と某坂田みたいに言いそうな雰囲気(;・∀・)
そして、デル・トロの腹!!
初めて観た時、この2人の姿に仰け反りそうになりましたよ、私・・・。
クリスティーナ・リッチやキャメロン・ディアスもチョイ役で出ています。
← ハンター・S・トンプソン氏本人です。アメリカでは人気がある方のようで、この映画の評価も高いんですよねー。

















