バイバイ、ママ
2004年アメリカ監督:ケヴィン・ベーコン
出演:キラ・セジウィック、ドミニク・スコット・ケイ、ケヴィン・ベーコン
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
両親の放任主義で育てられ、孤独な少女時代を過ごしたエミリー。
彼女は、自分の子供にはすべての愛情を注ぐと決意し、自らの希望でシングルマザーになった。
息子ポールを他から干渉を受け付けず大切に育て、外部との接触も絶っていく。
ポールとの世界を守ろうとするエミリーだったが、6才になったポールは友だちや学校という外の世界に惹かれ、エミリーに反発し始める。
ケヴィン・ベーコンの初の監督作品。制作にはケヴィンの奥さんで、エミリーを演じてるキラ・セジウィックも参加。
そして、ケヴィンの実弟が音楽担当し、ケヴィンとキラの子供2人も映画に出演している、家族で作り上げたという感じの作品です。
両親の仲が悪くて居場所がなかったのではなく、逆に両親の仲が良すぎて子供は眼中にないっていう中で育ったエミリー。
すべてに於いて極端すぎるのは良くないってことなのか、両親の仲が悪かった私にとっては贅沢なことのようにも感じるんですが・・・。
「無関心」というのは、「居ても居なくても関係ない」みたいなことでしょうから、それはそれで子供にとっては辛いでしょうけども。
エミリーはそんな状況の中で育ったためか、自分の子供時代の願望を息子に投影したのでしょうね。息子ポールは、少女時代のエミリーの代役なんじゃないかな?って思いました。
しかも、エミリーにとって初めて純粋に自分を必要としてくれる存在。
「絶対に子供を守ってみせる!」
この辺の感情はよぉ〜くわかります。
しかしそうは言っても、子供が成長していくと受け入れなければいけない、「自分の子供であっても別人格」ということをエミリーは受け入れられなかった。
大なり小なり子供を持った人なら経験することなので、エミリーの気持ちはわからなくもないんですよ。
だからこそ、彼女の偏愛的な子供への愛情は観ていて痛かった。。。
まぁ、自分の子供を私物のようにしている親は実際にいることですから、すべては加減の問題。
エミリーは自分の両親とはまったく反対の親になろうとしたんですけど、結局同じ結末を迎えた・・・というのが何とも言えない。
でも、こういう風に書いているよりは悲壮感を軽減した感じの作品になっています。
放任主義のエミリーの父親役にケヴィン・ベーコンが演じ、ちょっとナチュラル・ハイな雰囲気。
テンパってる娘だったら、ゴキゲンな両親かもしれませんが(;・∀・)
初の監督作品にしてはテーマもしっかりしてたし、子供を育てるって何だろう?・・・ということにも一石を投じる作品だと思いますね。
「親はなくとも子は育つ」なんて言葉は、今は昔ってところでしょうか?

















