ジェリー
2002年アメリカ監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マット・ディモン、ケイシ−・アレック
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
砂漠をドライブしていた2人の若者。
途中、休憩のためか、車を降りて散歩を始める。
しかし途中で道に迷い、砂漠の中で彷徨ってしまう。
実際にあった話を基に映画化された作品。
この映画のジャンルは「ドラマ」になっているようなんだけれど、明確な筋書きはただひとつ、「砂漠の中で迷子になった男2人」というだけ。
実験的映画とも言われていますが、観る方もそれを十二分に覚悟して観る必要があります。
どう観て、どう解釈するかは、お任せな映画・・・ということらしい。
ガス・ヴァン・サントの監督作品ということで、ある程度覚悟はしていたものの、この映画はぶったまげました。まず、登場する2人がどこの誰なのかわかりません。
お互いに「ジェリー」と呼び合う辺りで、この2人の関係を推し量る程度(どうも友だちのようですけどね)
冒頭からロングショット多用で、同じカメラアングルでず〜〜〜〜っと観続けます。
車の中の2人を延々と観せられ、車が途中で止まり2人が降りて歩き出す。
実はその下車も理由はわかりません。
そして、2人がひたすら歩くシーンをまた延々と観続ける。
ほとんど会話もなく、BGMもなく、彼らが歩いている時のサクッサクッという砂を踏みしめる音と、息遣い、辺りを吹く風の音が聞こえるだけ。
「どこへ行こうとしてるんだろう・・・?」と、ひたすら2人を見つめていく私。
その内に、どうやら2人は道に迷ってしまったことに気付く。カメラのロングショットは続く。
映像的には、空を覆い隠す厚い雲の流れが不気味ながらも美しい。
2人のバックから先に見える広大な風景のショットと言い、空のショットと言い、ふと「マイ・プライベート・アイダホ」を思い出しました。
その映画の延長線上に「ジェリー」があるような感じ。
動物の生態ドキュメントのように、ひたすら2人を映し続けるカメラ。
・・・そういうことで、私は若い男が2人砂漠で迷った時の生態映像という風な観方になりました。
ライオンやペンギンの生態ドキュメントと同様に・・・。
映画の内容はともかく、まるで地球が出来た直後の太古の世界みたいな風景は絶品。
アメリカって空き地がいっぱいあるんだなぁ〜・・・とふと思ったりして(;・∀・)
ドキュメンタリー好きな人には良いかもしれませんけど、エンターテーメントな映画好きの人にはオススメしません。


















