ミュリエルの結婚
1994年オーストラリア監督:P.J.ホーガン
出演:トニ・コレット、ビル・ハンター、レイチェル・グリフィス
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
ミュリエルは町の有力者である父の娘だったが、高校は中退し、太っていてブサイク。
友人からも敬遠される存在だったけれど、結婚願望は人一倍強い。
ある日、父親のお金を無断で使い込み、リゾート地へ出向いたミュリエルは、高校の親友ロンダと偶然再会する。
それがきっかけに、ミュリエルは自分を変える決意をして、一路シドニーへ。
日夜結婚相手を探す日々が続くのだったが・・・。
オーストラリア・アカデミー賞で4部門受賞した作品。
「リトル・ミス・サンシャイン」の負け犬一家の主婦役トニ・コレットが、見事なまでにデブになっていたことに驚いた。
この作品のために20キロも体重を増やしたそうです・・・いや、凄い。
この作品は、とことんコメディかと思えばそうでもなく、重いエピソードも挟み込みながらもジメッとしていない、とても不思議な印象を持ちました。それにしても、ぶっちゃけトニ演じるミュリエルのブスさ加減には驚きましたねー。
しかもダサい。
父親は有力者なのに、家の中は到底そんな一族だとは思えないほど、ミュリエルだけではなくて家族までだらしない。
案外オーストラリアは男尊女卑が強いらしく、その辺を極端に描き出したのがミュリエルの一家なのかな?という感じかも。
時は、日本も含めて多くの先進国の女性が社会進出が盛んになっていた時代に、この作品に出てくる若い女性は結婚することが至上命令のような感覚なことに気付く。
オーストラリアでは女の幸せは結婚・・・という認識が1990年代でも根付いていたんでしょうかね?
そして、ミュリエルは1970年代に一世を風靡したコーラスグループ「ABBA」が好きで、ヒット曲「ダンシング・クィーン」のような生き方をしたいと望んでいた。そういうことで、映画には「ABBA」のお馴染の曲がバックに流れるんですが、わざわざ流してるっぽい感じにも・・・。
効果的なシーンもあるんですけど、曲だけが浮いてるようなシーンもあったりで、使いすぎかな?
ミュリエルがロンダと「ABBA」の曲を口パクしながら踊るシーンは、デブってる身体の線を強調するボディースーツなんか着てるもんだから、「頑張ってよくそこまで太りましたね」とある種の感動すら覚えるシーンかも(?)
それにしても、同じオーストラリア映画で同じ年に制作された「プリシラ」といい、「ABBA」流行だったんでしょうかねー?(・∀・)
そういえば、色使いの派手さも良い勝負です。
結局、なかなか結婚相手が見つからないミュリエルは、オリンピックのためにオーストラリアから出ようとする南アフリカの水泳選手との偽装結婚を引き受ける。相手が相手なので、マスコミからも注目される結婚。
ミュリエルは願ってもみない華やかな結婚式を挙げて得意になるんですけども、カッコいい相手の男性が思い切り嫌そうな顔をしていたのには笑ってしまいました。
結婚式に満足するミュリエルだけれど、何か大切なこと忘れてはいませんかぁー?ってことで、それに気付く出来事が起きるんですね。
ラストは爽快です。
ミュリエルのブス・キャラだからこそ、ラストの意味が大きいんですね。
親友のロンダのキャラもなかなか(・∀・)イイ!!

















