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カンパニー・マン

カンパニーマン2002年アメリカ
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:ジェレミー・ノーサム、ルーシー・リュ−、ナイジェル・ベネット、ティモシー・ウェッパー

(´▽`)つ★★★☆☆

<ストーリー>
結婚も仕事も行き詰まった男モーガン・サリバンは、会社を辞め、平凡な暮らしから脱し、刺激を求めてハイテク企業デジコープ社の産業スパイとなる。
彼は、「ジャック・サースビー」という名と偽IDを与えられ、さっそく情報盗聴の仕事を始める。
しかし、任務を次々こなしていく内、モーガンは激しい頭痛と奇妙なフラッシュバックにおそわれていく。


「CUBE」を監督したヴィンチェンゾ・ナタリの5年ぶりの作品。
しかし「CUBE」があまりにもウケてマニアックなファンまで生まれたことで、比較しながら観てしまう人が多くなった・・・というのは痛し痒しなところでしょう。

c-m.jpg私はこの作品を観る前に「ナッシング」を観てるので、この作品はまだ相当マシな気がしました。
ある種、異空間の究極とも言える「ナッシング」でしたが、この作品は「CUBE」に近い何幾学的な雰囲気もありつつ、近未来のメタリックな空間が見事です。
特に、主人公モーガンの顔に映し出される色彩もそうなんですけど、車の窓ガラスに付いた雨粒がモーガンの顔に映し出される辺りも拘りが垣間見えます。

まず、この作品で素晴らしいのはモーガンという人間の変化ですね。
最初はクソ真面目な男っていう感じで登場してきます。
そしてスパイとして採用され、初めての任務の辺りでは、すっごくワクワクしている。
モーガンを演じているジェレミー・ノーサムはその辺を上手く表現していて、モーガンの変貌ぶりと同時に謎に満ちた展開へと引きずり込まれていきます。

c-m2.jpgそして、おかっぱヘアのルーシー・リュ−が登場し、彼女がある種の謎のストーリー・ナビゲーターになる感じ。
ルーシーが赤っぽいおかっぱヘアなのも、メタリックというか、無機質な雰囲気に合っていて、更には「何者なの?」という存在にも合っていたと思います。
ちょっと、ミュージシャンのYUKIに似てるっぽい。

c-m4.jpg近未来サイコサスペンス・・・ということで、必死に食い入って観ていたら、途中から混乱してきました。
もう騙し合いの展開になっていくと、誰もかれもが怪しくなって、言ってる言葉をいちいち疑ってしまうし・・・。
本当のことを言ってるのは誰なの?という風で、モーガンもその中で右往左往していくんですね。

そんなこんなで真剣に観ていくと、どうもこの映画はあらゆる映画の要素をチョイスして詰め込んだ作品のようだと気付きまして・・・。
これは、過去にあったSF映画やサスペンス映画のシリアスなパロディーっぽい映画なのかも。
そう考えると、ルーシーの髪型は「フィフス・エレメント」のあの人か?って気も・・・。

c-m3.jpgということで、「ナッシング」を先に観た私は、この監督は遊び心がある方だと思っていましたから、「CUBE」みたいな作品でなくともガッカリはしませんでした。
遊び心という風に考えれば、いたって真面目にパロディー映画を作ったんだな・・・という印象です。
「このシーンはあの映画のパロディーかな?」という感じで観て楽しめば良いと思いますよ。
でも中身もキチンとしているので、バカバカしさは全く感じさせません。
そこが上手いですね。

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2007年07月14日 映画あ〜さ行 2000年以降 トラックバック:0 コメント:0












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