ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
2005年イギリス監督:カーク・ジョーンズ
出演:エマ・トンプソン、コリン・ファース、ケリー・マクドナルド
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
葬儀屋に勤めるブラウンは7人の子供がいたが、1年前に妻が他界して以来、子供たちのイタズラでナニ−(乳母)が次々と辞めていった。
新しいナニー探しに加え、1ヶ月以内に再婚をしなければ養育費の補助を打ち切ると伯母が言い出し、妻探しもしなくてはならず頭を抱えるブラウン。
そんなある日、マクフィーという新しいナニーが家にやってきた。
一風変った風貌のマクフィーを追い出そうと、またも子供たちは色々とイタズラを仕掛けるが・・・。
クリスチア・ブランドの児童書「ふしぎなマルチダばあや」を基に、エマ・トンプソンが製作・脚本・主演をこなした作品。
エマの登場シーンは、圧倒されるくらいのインパクト。
よくぞそこまで・・・という位のメイクに、ある種の映画人根性を見ました。
CGをやたら使ったファンタジーが多い中、この作品は「どうだっ!!」と言わんばかりのCGを使っていないお陰で、温かみのあるお伽の世界を感じることができます。色彩はかなりケバイですけどね・・・。
この作品は子供向けではありますが、ブラックな要素もたっぷりで、イギリスだわぁ〜と妙に感心。
でも、この辺は日本人が見ると引いてしまう部分なんですよね。
「やり過ぎじゃないの?」と。
そして、泣く子も黙るのか、泣く子が更に泣くのか・・の微妙な顔したナニー・マクフィーの登場で、さすがに仰け反りました(;・∀・)・・・というか、エマ・トンプソンという品のある女優さんなのに、相当気合入ってるなとタジろぐ瞬間です。
このエマ・トンプソンを始めとして、この作品に出てくるオバサマ方皆さん強烈なキャラになっているんですねー。
そんな中で、ブラウンはオロオロするばかり。
イギリスでは案外男はダメ男が多いと聞きますけど、その典型な感じ。
ブラウンは家庭的ではなく、子供と触れ合うことが少ない・・・という設定ですけど、イギリス人男性は家庭よりサッカー、自分の子供より犬が大事・・・なんて話はよく知られていますからね。で、階級制度のあるイギリスでは、それなりの家庭なら厳格な躾はナニ−にお任せ・・・っていうところなんでしょうか?
単なる子守りではないですからね、ナニ−は。
そういうことで、7人のやりたい放題な子供たちはマクフィーによって、いろいろと学んでいくという筋書き。
ついでに父親であるブラウンも学ぶんですねー。
ちょっとだけでも、相手を思いやる言葉や、気持ちを伝えることが大事なんだよ、と。マクフィーは、それを教えるのではなく、子供たち自身に気付かせるようにしてるってところが好感を持ちました。
でも作品全体を通して早い展開なので、何か物足りなさは感じます。
たぶん、観終った後に、あれこれ親子で映画のことを話せる余地を残してくれているんでしょう。
どこからマクフィーは来て、本当は何者なのか・・・なんて、子供と一緒に想像しながらお喋りしたら、楽しそうですね。
お伽話は説明し過ぎてもダメですから。
長男のサイモンを演じてたトーマス・サングスターは、強烈なオバサンの中にいても存在感がありましたねー。
ちょっと、マルコム・マクダウェルに似てるかな・・・なんて思いましたが、イギリスなので舞台なんかで経験を積んで、良い俳優さんになって欲しいと切に希望。


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2007年07月29日 児童書がいっぱい
















