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僕の大事なコレクション
2005年アメリカ監督:リーヴ・シュライバー
出演:イライジャ・ウッド、ユージン・ハッツ、ボリス・レスキン
(´▽`)つ★★★★☆
<ストーリー>
幼い頃から家族にまつわる物を収集してきたユダヤ系アメリカ人のジョナサン。
ある日、祖母から手渡された一枚の古い写真。
その写真には、今は亡き祖父と見知らぬ女性が写っていた。
女性の名はアウグスチーネといい、祖父の命の恩人だと聞かされたジョナサンは、アウグスチーネを探すために先祖の地、ウクライナへと渡った。
待っていたガイドは、アレックスという青年とその祖父、そして犬一匹。
ジョナサンらは、小さな車で地図から消えた村「ドラキムブロド」を目指す。
監督は「ニューヨークの恋人」「オーメン 666」などに出演した俳優、リーヴ・シュライバー。
この作品で初監督に挑んでいる。
ジョナサン・サフラン・フォア原作「エブリシング・イズ・イルミネイテッド」を基に映画化。
原作者自身も映画に出演。
DVDのパッケージを見る限り、独特の雰囲気の映画なのか?と思い、ちょっと敬遠していました。イライジャ・ウッドの容姿も独特で、”オタク”な世界が全開なのかな・・・?と。
でも、食わず嫌いはいけませんねー・・・ということで、観てみたらとても素晴らしい作品でした。
登場人物はイライジャも含め、個性的。
ガイドの青年アレックスはかなりアメリカ・ナイズされていて、マイケル・ジャクソンが大好き。
ウクライナ訛りの激しい英語で、アメリカ人のジョナサンにアレコレ喋りまくる。
そのアレックスの祖父も変わり者で、盲目だと言い張るのに車の運転はする・・・そして、やたら吠えまくる「盲導犬」サミー・ディヴィス・JrJr。
そんな3人と一匹の旅が始まる。
アメリカ人なのに無口で真面目なジョナサンに対して、旧ソ連のウクライナ人なのにブロークンしているアレックス・・・というキャラの逆転が面白い。やはり、こういうロードムービー系は、登場する人物が個性的であればあるほど良い。
車が走るウクライナの風景の美しさと、ひっきりなしに流れる音楽の軽快さも、この旅を見ている私たちを充分に楽しませてくれる。
まるでそれは、アメリカ映画だということを忘れ去るくらいの出来なんですねー。
そして、このデコボコな3人と一匹の旅が続いていくんですが、終盤になると先の戦争の傷跡を直視しなければならない事実を知ります。ジョナサンが探し求めていた「ドラキムブロド」という村の哀しい過去。
加えて、アレックスの祖父の辛い過去も浮き彫りになります。
美しく明るいひまわり畑が見事に広がる土地で、その風景とは対照的な村の過去・・・という辺りは、本当に欧州映画のようです。
その旅はジョナサンだけの旅ではなく、アレックスにとっても自分自身を知っていく旅だった。
それにしても、あのひまわり畑は素晴らしい!!
行ってみたいなぁ〜( ´ー`)
何でもファスナー付きビニール袋に入れてコレクションしているジョナサン。アメリカに戻ったジョナサンは、袋に入れることができなかった旅の途中で出会った人たちを投影していく・・・という演出も心憎い。
アレックス役をやっているユージン・ハッツは演技経験のない、ミュージシャンらしいです。
彼が良い味を出してるんですよねー。
そして良い味と言えば、サミー・ディヴィス・JrJr。
なかなかの演技力(?)です。
犬嫌いのジョナサンが旅が終えた時にサミー・ディヴィス・JrJrと仲良くなったシーンは、彼が旅を通して変ったんだという象徴的なシーンですね。

















