ベルベット・ゴールドマイン
1998年イギリス=アメリカ監督:トッド・ハインズ
出演:ユアン・マグレガ−、ジョナサン・リース・マイヤーズ、クリスチャン・ベール、トニ・コレット
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
1984年ニューヨーク、ヘラルド紙の記者アーサーは、'70年代初頭のロンドンでカリスマ的存在となった、ロック・ミュージシャンのブライアン・スレイドの追跡調査をすることになった。
ブライアンは'74年に暗殺されたが、それは自ら仕組んだ偽装殺人だった。
その後はスターの座を下ろされ、行方不明になっていたのだ。
1970年代の初めに現れたグラム・ロック。
その代表格デヴィッド・ボウイをモデルにした作品で、映画タイトルもボウイの曲名からきてる。
しかし、ボウイはこの作品を好ましく思わず、曲の提供を拒んだという経緯もある。
製作総指揮には、私が好きなアメリカのバンド=R.E.M.のヴォーカリスト、マイケル・スタイプが関わってることに驚き。
デヴィッド・ボウイも好きなアーティストなんですが、私はこのグラム・ロックのリアル世代ではないので、かなりグラム・ロックには疎いです。日本の場合、当時そのスタイルの影響を受けた・・・というよりも、後に影響を受けてきたであろうアーティストの出現は多いですね。
俗に言う、”ビジュアル系バンド”ではなく、代表的には初期の”ザ・イエローモンキー”や”すかんち”なんかが、そんな雰囲気でした。
ともかく、'70年代の初頭のグラム・ロックの誕生から埋葬(終結させる)までをブライアンの崇拝者だったアーサー自身と取材を通じて回想していくストーリー。
この作品は、グラム・ロックは性的革命提唱みたいな描き方をしてますが、当時アメリカでの「ラブ&ピース」な風潮でヒッピーなどに象徴される性の解放とやらとは違うんですね。バイ・セクシャルを全面に出してますが、そもそもケバケバしい化粧なんかして別キャラを仕立てて売り出した戦術みたな感じで、グラム・ロックはそういう音楽・・・っていう風に受け取ってもいいんでしょうかね?
デヴィッド・ボウイは、宇宙的なイメージで何にも囚われないことをメッセージしていたと思うんですけども・・・。
ボウイはいつの時代にもメッセージは発信し続けてきたわけで、この作品に於ける上面だけのミュージック・シーンには物足りなさは感じました。
もういい加減、ミュージシャンのセックスとアルコールとドラッグを描く作品にはウンザリ気味ですし・・・。まぁ、ブライアンを演じたジョナサンは美形だし、歌もそこそこ上手いですけど、声自体に色気が足りないかも。
そのブライアンとコンビを組んだカート・ワイルドはユアン・マグレガ−が演じ、かなりノリノリでステージ・パフォーマンスやってましたねー。
下半身までさらけ出して・・・ふむ。
こうやって、生まれては消えていくミュージシャンたち。
私たちにも10代の頃に夢中になったアーティストはいるし、思い出すにはちょっと恥ずかしいような、懐かしいような、そんな感じのアーサー。
行方不明になったブライアンの情報を知りたいと思いつつ、どこかで昔のままのブライアンを追い求めているんじゃないか?という風でもあります。
ところで、デヴィッド・ボウイは歳を重ねても尚色っぽいですね。


















