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死なない脳

1959年アメリカ
監督:ジョセフ・グリーン
出演:ハーブ・エバース、バージニア・リース

(´▽`)つ★★★★☆

<ストーリー>
人体実験にとりつかれてている医学者が別荘で共に実験をしている仲間からの連絡を受け、恋人と一緒に別荘に向かう。
ところが車のスピードを上げすぎて事故を起し、死んでしまった恋人の頭部を抱え、別の肉体と接合して再生しようと試みる。


※ネタバレ含んだ記事です。

「死なせて・・・死なせて・・・」という女性の声で始まるこの映画。
ツッコミどころがあったり、チープな雰囲気はするものの、これがなかなか怖い映画でした。

s-n.jpg時代的に、移植手術というものに関してどのような時代だったのかは知らないんですけど、生命倫理に於いても恐ろしい展開。
車の事故で恋人が死んでしまい、その現場から頭部を拾って洋服にくるんで人体実験をしている別荘に、男はフラフラしながらも辿り着く。
そこでどうすんのか?と思ったら、何やらわからない液体を頭部に注入すると、恋人の頭部が生き返るんですねー。

散々な事故だった割には、キレイなお顔のまんま・・・とも思いましたが、逆に頭部だけ生き返るなんて、今どきのB級ホラー並みの発想なんですけど、当時は相当ショッキングだったんじゃないかと思います。

s-n5.jpg恋人の頭部は生き返り、ちゃんと思考もあって、喋ることもできる。
だからこそ、頭だけになった自分の存在がわかり、そんなまでにして生かせておくことを恨み始める。
絶対に許さんからな〜〜〜!と・・・コワイ。
で、人体実験を数々受けて、いろんな人間の部分を移植されてモンスター化しちゃった人間が隣の部屋に監禁されていた。
そのモンスターと恋人の女性は気持ちが通じ合い、仕返しを始めることに・・・女性は頭脳を、モンスターは肉体と力で・・・。

一方、恋人の「身体」を求めて女漁りを始める医学者の彼氏。
踊り子や道を歩く女性の身体をチェックしながら、あちこち回ってる。
恋人を再生させようと愛情で必死というよりは、移植実験するぞー!とウキウキしている感じ。
それに、舐めるように女性の身体を物色してるから、鼻の下が伸びまくっております・・・。

s-n2.jpg移植した場合、拒絶反応ってものがありましよね?
その問題も、この映画ではクリアされています。
だから、まったく他人の身体を移植しても全然大丈夫だぜぃ!ってことになっています。
そして、恋人の身体になる女性を決めた男は、騙して別荘に連れてきて睡眠薬を飲ませる。
「自分の命を再生するために他人の命を奪う」という行為に、怒りの頂点に達した恋人に導かれたように、モンスターが施錠されてる部屋のドアを突き破って出てきます。

そのモンスターは、容姿が余りにも不気味で公開当時はかなりショッキングだったようです。
今の時代からすればそれほどでもないですけど、50年近く前にしては怖い容姿です。
とにかく、発想が凄いです。
「フランケンシュタイン」を彷彿させますが、案外こういう映画の方が怖さを感じさせますね。
恋人の笑い声が凄いインパクトありました。
生首が笑うんですからね・・・怖いよ。


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2007年08月22日 映画あ〜さ行 1970年代以前 トラックバック:0 コメント:0












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