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ショー・ミー・ラヴ

ショー・ミー・ラヴ1998年スウェーデン
監督:ルーカス・ムーディソン
出演:アレクサンドラ・ダ−ルストレム、レベッカ・リリエベリ

(´▽`)つ★★★★★

<ストーリー>
スウェーデンのオーモル。
14才のエリンは平凡な毎日に退屈していた。
ある日、学校の嫌われ者のアグネスから誕生日パーティに誘われた。
エリンは姉と留守番中、退屈しのぎにアグネスの家に訪れる。
エリンは姉から「アグネスはエリンに気がある」と聞かされ、悪戯でアグネスにキスをしてしまうが・・・。


元々詩人で成功していたムーディソンが監督をした長編作。

sml5.jpgホームビデオで撮影しているようなズームを用いたりして、それだけでも身近な雰囲気を出している。
エリンが退屈でどうしようもない感じとか、意外とハリウッド映画では見られないようなリアルな描写なんかが目を引きます。
作品に登場する少女たちの抱えている悩みが身近で、「そうそう、わかる」という共感も違和感なく共有できることが凄い。

アグネスがエリンをチラチラ見ているのも、学校で好きな人を目で追いかける経験があった人には痛いほど気持ちがわかりますね。
学校で孤立している姿も、親が「お友だちを家に呼んだら?」なんていう大きなお世話も、何十年も先の将来を諭す親の鈍感さも、些細なことだけど等身大なことばかり。

sml4.jpgこの監督、どうしてそこまで女の子のことがわかるの?というくらい、鋭い観察力を持っていますよね。
アグネスがレズだという設定にも見えますが、実はそうじゃない。
ティーンエイジの女の子独特の同性との関係・・・っていうのを描いていて、セクシャルな関係とは違う精神的な繋がり。
女の子同士、学校で腕を組んで歩いたり、一緒にトイレへ行ったり・・・それは男の子にはわからない関係なんですよね。

映画の中の男の子たちもまた、「男ってそうだよねー」という姿。
ナイーブだったり、女の子をどこか馬鹿にしてたり、男同士でわかる話で盛り上がったり・・・思春期の男女の差がよく出ていました。

sml.jpgいやぁ〜、この作品はまるで自分の中・高校生時代を見てるようで、なんとも言えないノスタルジーを感じて、だからこそ痛かった。
アグネスがエリンのことが好きだからレズ・・・っていうんじゃないっていう。
エリンもまた、自分の話を聞いてくれるアグネスと一緒の方が楽しい・・・でも仲良くなったってレズじゃない。
ですから、これは同性愛に目覚めた映画という風に受け取るなかれ・・・ってことを申し上げておきます。

女同士の仲・・・って、時には友だち以上の感情に似たことがあるという、そういう実態を瑞々しく描いたこの作品はお見事です!


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2007年08月23日 映画あ〜さ行 1990年代 トラックバック:0 コメント:0












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