バーディ
1984年アメリカ監督:アラン・パーカー
出演:マシュー・モディン、ニコラス・ケイジ、ジョン・ハーキンス
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
ベトナム戦争で顔に重傷を負って本国へ帰還したアル・コランバトー。
彼は、故郷フィラデルフィア近くにある海軍病院へ向かった。
その病院の精神病棟には、幼なじみのバーディが戦争で精神錯乱を起こし、収容されていた。
アルは、バーディを正気に立ち戻すために、医師から呼ばれたのだっただ・・・。
ウィリアム・ワートンの同名のベストセラー小説を映画化した作品。ベトナム戦争によって精神的に傷を負ったバーディに、顔に傷を負ったアルが正気に戻そうと話し掛けながら、昔の回想シーンを挟み込みながら描いています。
外見的にアルは行動的で、バーディは物静かで大人しそうに見えるけれど、実は無茶な方はバーディ。
どちらかと言えば、そんな無茶なバーディの面倒を見ていく感じのアル。
戦争によって精神の錯乱を起したバーディに、またもアルは面倒を見ていくカタチなんですねー。
まず映画を観て思うのは、「ニコラス・ケイジの頭髪がまだ元気だった頃なのねー」と、感慨深く(?)なることでしょう。
そして、この作品のマシュー・モディンがとてもピッタリなキャラで、横顔のシルエットの美しさを魅せてくれますね。
そして、鳥になりたがってるバーディ・・・という設定がお伽話風であり、映像的には鳥の美しさを巧みに見せてくれています。特に黄色いカナリアが綺麗で、そのカナリアを恋人のように愛でるバーディの姿も叙情的。
そんなバーディは感覚がちょっと人と違っていて、アルはそれに振り回される役どころなんですねー。
アルが女性の胸の話をすれば、バーディは「あんなの脂肪のかたまり」なんて言って関心を持たない・・・とかね。
この作品は別にベトナム戦争の悲惨さを描いてるんではなく、鳥になりたがってるバーディと彼の面倒をいつも見てるようなアルとの友情物語でしょうね。バーディは、ある日脳内で鳥になって低空飛行し、鳥の目線で地上を見ることができるようになった。
それが何を意味することなのか・・・ということで、戦場で精神錯乱を起した時に自己保護のために「人間」としてのバーディを封印したのでは?と思えるような行動を病室で取っていたと思いました。
かつて車の件で警察に捕まった時、建物の中で「息苦しい」と訴えていたバーディ。
そして、猫に狙われ口に咥えられながらも元気になったカナリア。
これらが伏線になって、あの衝撃的(?)なラストに結びついているんでは?と思いました。
バーディにまたも振り回され、アルの方も精神的にヤバイ状態になっていく間際のラスト・・・観る側も緊張感が高まった瞬間に・・・!!
上手過ぎる。

















