ジョニーは戦場へ行った
( ;∀;)つ★★★★★1971年アメリカ
<ストーリー>
時代は第一次世界大戦時。
ジョーは恋人を故郷に残し戦場へと向かう。
しかし、彼は爆弾によって四肢と目、鼻、口、耳を吹き飛ばされて失ってしまう。
命は助かったことで、軍からの命令で実験の対象として死なせることを許されなかった。
ジョーは意識を回復したが、自分の身体の状態を知り絶望するが、自ら死ぬこともできない。
皮膚以外の感覚を失ったジョーは、故郷のことや恋人のことを回想していく。
赤狩りで投獄された経験を持つ、ダルトン・トランボの60代にして最初で最後のの監督作品。
まずは、軽々しく「重い映画だった」とか何とか言えない映画だと思った。
ひとつだけ言えるとしたら、息苦しさを感じた。
「反戦映画」として名高い映画ですが(ピース・サインが有名)、私は戦争と切り離して観ました。
ジョーは皮膚以外の感覚をなくしました。でも精神は正常で、考える力も持っている存在です。
ここでハッと気づかされたのは選択能力はある・・・。
常に意識はしてないけども、私たちは常に軽微なことまでも選択して行動している。
ジョーは選択はできるけれど、行動に移せない、表現すらもできない。
だから息苦しさを感じたのかもしれません。
映画はジョーの回想シーンはカラーで、現状況シーンはモノクロです。
それがまさしくジョーの心の中を映し出していると言っていいでしょう。
ジョーが寝かされているベッドのある部屋の、なんと寒々しい・・・。
人間の尊厳どころか、人権すらないことへの恐怖も感じる描写です。

口腔に泡立てて、「反戦!反戦!」といきり立って喚くよりも、はるかに説得力のある映画だろうけど、私はこの映画を「反戦映画」だとは呼びたくない。

















