サンドイッチの年
1988年フランス監督:ピエール・ブートロン
出演:トマ・ラングマン、二コラ・ジロディ
(´▽`)つ★★★★☆
<ストーリー>
第二次世界大戦後の1947年、ナチスに強制連行された両親が戻って来ないヴィクトールは、預けられていた家を出てパリへ行く。
しかし、パリに着いたものの右も左もわからない。
困り果てていたところにフェリックスと出会い、親戚がいる場所まで連れていってもらうが、もうそこには見知らぬ人ばかりが住んでいた。
途方に暮れるヴィクトールは、古物商で求人広告を見つけ、住み込みで働くことになった。
ヴィクトールは15才。
大人でもなく子供でもなく、時代背景がどうあろうと初めて人生の節目や生き方や友情などで悩みを経験していく年齢。
そんな若者を皮肉屋で一筋縄ではいかない偏屈物で頑固な古物商のマックスが、何かと面倒を見ていく。
近頃は、こういう頑固ジジイがいなくなったな。
若者に嫌われまいとしている風潮がどことなく日本の社会に蔓延しているようで・・・。
日頃はウザイ存在に思われている頑固ジジイほど、若者の心が弱った時に側に寄り添ってくれることは大きいだろうと思う。
この、少年とお爺さん・・・というパターンも映画ではよく使われるパターンだけれど、心の交流というのは世代を超えたところに見出せるのかな?と思うし、どこかノスタルジックなところもあるね。
男のロマンなんだろうか?
頑固なマックスが、いろんな悩みで打ちひしがれているヴィクトールにかけた言葉。
「悩みのない奴は人を悩ませるものだ」
そして、この映画を観た人にも響いてくる言葉が、
「人生にはサンドイッチの中身のように、噛めば噛むほど味わいのある時がある。カラシがききすぎて涙の出ることもあるが、大切な時だ」
この作品がDVD化されていないのが残念でならない。
マックスの言葉を心に留めていて、悩んだ時なんか思い出している人も多いと思う。
私もマックスの言葉で何度救われたかわからない。

















