危険な遊び
1993年アメリカ監督:ジョセフ・ルーペン
出演:マコーレー・カルキン、イライジャ・ウッド、ウェンディ・クルーソン
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
母親を病気で亡くした12才のマークは、父親が仕事の出張のため、叔父の家に預けられた。
叔父の家にはマークと同じ歳の息子ヘンリーがいた。
2人はすぐに仲良くなっていくが、ヘンリーのイタズラが徐々にエスカレートし、残酷さを増していく。
「ホーム・アローン」で人気絶頂の子役マコーレー・カルキンを前面に押し出して、それで観客を惹きつけようとした作品。
けれど、フタを開けてみたらイライジャ・ウッドの演技が完璧にカルキンを食ったカタチ。

さて、作品の内容なんですけど、ヘンリーの心の闇をもっと違う形で表現して欲しかった。
彼は母親の愛情を独占したかった・・・でも、末っ子の弟が生まれて自分へ注がれる愛情が失われたと思った。
子供が親から関心を引こうとするのは本能で、優等生になって気を引こうとするか、悪いことをやって気を引こうとするか・・・いずれにしても、子供は母親の愛情を独占したいもの。
それに気づけないでいた母親。
いつも自分だけが悲しくて、ヘンリーの寂しさなどわかろうともしない。

映画ではやみくもにヘンリーの残酷な面ばかりを表現し、マークとの対立が軸になっていくのは違う気がした。
それに、いくらなんでも子供にタバコを吸わせたり、ハサミを凶器にして脅させたり、安直すぎる。
ラストも救えない・・・。
この映画はヘンリーに残酷すぎるし、冷たすぎる。
マークのラストのセリフも的外れな感じで、スッキリしなかった。
この映画の登場人物の中で、一番喪失感に苛まれていたのは、まぎれもなくヘンリーだったのに・・・。
そういう意味で、原題の「The good son」の方がやはり的確なタイトルですね。
邦題は視点を逸らせてしまってる。

















