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エンゼル・ハート
1987年アメリカ監督:アラン・パーカー
出演:ミッキー・ローク、ロバート・デ・ニーロ、リサ・ボネー
(´▽`)つ★★★★☆
<ストーリー>
1955年、私立探偵のハリー・エンゼルは、ルイ・サイファーという男から戦前の人気歌手ジョニー・フェイヴァリットを探し出して欲しいと依頼を受ける。
ジョニーは戦争の後遺症で精神病院へ収容されていたはずだったが、病院の記録で退院したことがわかった。
ハリーはジョニーに関係していた人物に会っていくが、その人物が次々不可解な死を遂げていく。
アラン・パーカーが映像化不可能と言われた小説を映画化。
当時、人気のあったミッキー・ロークを起用しての作品だったが、ミッキーの我ままを我慢したアラン・パーカーの忍耐作品(;´∀`)
しかし、全体のダークさにミッキーは見事にマッチ。どこか陰があり、エロチックさも加わって、独特な雰囲気を出している。
私個人的にはミッキー・ロークは好きじゃなかったけど、この作品に限ってはドンピシャな気がした。
まず、この作品はサスペンス映画ではないことを前提に観た方がいい。
単なる人探しでもなければ、殺人の犯人探しでもないのだから。
この映画の陥りやすいことのひとつが、「犯人は誰?」という視点でしか観ないこと。
最近よくある「もう一人の人格」や「記憶」のトリックだと捉えると、「なぁ〜んだ、またか」と受け取ってしまいやすい。
冒頭に出てくる死体も何ら意味もないようにサラッと入れちゃうあたり、監督の計算通りかもしれない。「あんなシーン、物語とどういう関係があるんだ?」という感想を読んだことがあるけど、完璧主義のアラン・パーカーの意図を考えることも重要。
実はあの死体はハリー自身だ・・・との見方もある。
この映画はホラー映画に近い。
悪魔の儀式が根底にあって、その儀式によって交わした契約を果たさせる内容なのだ。
まぁ、映画のタイトルはズバリそのものを示していて、映画を観る前は「天使の心か?」なんて思っていた私ですが・・・。
映画『セブン』なんかもそうだけれど、日本人はこういった宗教絡みの映画の恐さは西洋人より恐れの感覚が違うのがネックでしょうね。
黒魔術などを始めとして、「悪魔」への感じ方や恐れ方が違う。
柳の下で「うらめしや〜」の方がよほど恐い。
でも、恐さは抜きでも、映画のダークさは凄いものがある。映画で使われた血も牛の血を使ったということで、血生臭い雰囲気はリアルだ。
ところで、何かの本で「私は、昨日の私と同じ私なのだと、何の根拠もなく信じ込むことから今日が始まる」と読んだことがある。
「自分は自分であるはずだ」と。

















