マイライフ・アズ・ア・ドッグ
1985年スウェーデン監督:ラッセ・ハルストレム
出演:アントン・グランセリウス、マンフレド・セルナル、トーマス・フォン・ブレムセン
(´▽`)つ★★★★★
<ストーリー>
12才のイングマルは、兄エリクにイジメられても、彼の不器用さに母親がイラ立ち嘆いても、人工衛星に乗せられたライカ犬よりもマシだと自分に言い聞かせていた。
そんなある日、病気の母親の症状が悪化し入院するため、兄は祖母、イングマルは叔父のところで暮らすことになった。
叔父の家は大きなガラス工場のある小さな村にあり、イングマルは置いてきた愛犬のシッカンのことも気がかりながら、そこでの生活が始まる。
「ボクは人工衛星に乗せられたライカ犬よりマシなんだ」
辛いことがあるとイングマルはそう思うことで、自分の辛いことは大したことないと言い聞かせる。
実は私も子供の頃、親に叱られたりすると「マッチ売りの少女よりマシ」と思うようにしてたので、この映画を観た時はドキリとした。
それゆえに、私はイングマルが他人のように感じられず、この映画は思い入れの強い映画になった。
イングマルを演じるアントンはとても気が強そうな子で、でも強がっているだけ・・・っていうイングマルにピッタリな表情。時折はにかむように笑う顔も可愛い♪
不器用で、いつも兄からからかわれ、お母さんからは叱られるイングマル。
なのに、女の子にはモテる。
なぜかって?
それは、イングマルは抱きしめてあげたいほど優しい子だからなのよ。
いつも、お母さんと楽しく海辺で遊んだ日のことを思い出しては、早くお母さんの笑顔が見たくて、お母さんの喜びそうなことをやるんだけど失敗しちゃう。
優しくてシャイで不器用。
女の子の母性本能くすぐりますわ。
映画は叔父さんの村での日々がメイン。
ゆっくり季節が過ぎてゆく中で、村の人々とのいろんな出来事が、イングマルを包み込むようです。
特に、男の子の恰好をしたサガとの出会いは、イングマルをちょっぴり大人にしていくんですね。
サガもまた、少女から大人になる。
でも、村に来てから、楽しいことばかりじゃない。本当に辛いことも起きてしまう。
その現実から、また逃れるようにイングマルはライカ犬のことを必死に考えたり、耳を塞ぎながら喚いたり・・・。
映画は、辛い現実から目を背けなくなった時、少年から一歩大人になることをイングマルを通して私たちに教えてくれるんです。
ライカ犬自身も、宇宙へ飛ばされる運命を受け止めていたかもしれない・・・と。
ラストは、ラジオからボクシングの試合の実況が流れ、聴いている村人たちは興奮。
スウェーデンのヨハンソンが不敗のチャンピオン:パターソンを破り、世界一になったからだ。
勝利したことに加え、ヨハンソンのそれまでの道のり・・・そしてヨハンソンの名前を知ると、イングマルの将来が輝かしくあれとのメッセージだと悟れます。
村人もみんな良い人たちで、観ているこちらまで和むんですよねぇ〜(*´∀`*)アッタカーイ

















