CUBE
1997年カナダ監督:ヴィンチェンソ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ホワイト、二コール・テ・ボアー、ニッキー・ガターニ、他
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
立方体の部屋に理由もわからず閉じ込められた、警察官のクエンティン、女医のハロウェイ、女子学生のレヴン、外壁だけを設計したというワース、刑務所脱獄犯レン、精神の障害を持つカザン。
部屋の集合体のために、部屋から部屋へ移動して行くことになるが、トラップ(罠)が仕掛けられた部屋があり、その部屋を避けていかなければならない。
果たして、そこから脱出できるのか・・・?
※ネタバレを含む記事です。
この作品を観る前に「CUBE ZERO」を観てしまったので、感想が他の人と違ってきているかもしれません。
ちなみに「CUBE IQ」という邦題のまったく違う映画のDVDに引っかかったりして、ずっとレンタル中だった「CUBE」に辿り着くまで大変だったorz
で、ようやく借りて観ることができた次第です。

まず、この映画の魅力は謎だらけ・・・ということでしょう。
映画の冒頭はショッキングなシーンで始まり、まず恐怖を植え付けてます。
あのシーンはトラップがあることを説明しているのでしょう。
そして、連れてこられた時の記憶がない人物が次々に現れる。
職種などもバラバラで繋がりがない。
・・・この辺は「CUBE ZERO」を観てしまったばかりに、一緒に謎に満ちた世界に入りきれなかったのが悔やまれる。
しかし、この作品にはショッキングなシーンがほとんどない。
ひたすらトラップの部屋に引っかからないように動く。
極限の精神状態と密室という状況の中で、それぞれの人間性が出始めてくる。
短絡的な言い方をすれば、良い面と悪い面の両方が如実に出てくるのだ。
だから、これは心理サスペンスものかもしれない。
昨今あまりにもショッキングな映画が多いため、案外こういう単純そうな映画は新鮮に映る。
人間の恐怖は複雑さから生まれるんじゃなく、逃れられないのでは?という切迫感からしか生まれないのだと再認識できた映画かも。
そして、この映画の中で一番ヒヤヒヤしたシーンは、声に反応する部屋を通る時に声を出さずに通過するところ。
こういうのが一番手に汗握って、ドキドキハラハラするのよ!
自分まで息を殺して見入ってるのがわかった。
部屋によって色が違ってましたね。
あれには何か意味があるのだろうか・・・?と考えてみました。
あくまでも憶測ですけど、色で人間の心理や身体に影響を与えているという意味かも。
赤い部屋に入っていた時、赤の効果なのか全員が汗だくになっていました。
心理的にも赤は時間経過が長く感じるし、威圧感や興奮の作用もありますからね。
映画を観ている私たちも、色による印象を受けていると思うし・・・。
それと、部屋の模様が蜘蛛の巣みたいだなぁ〜と思ったんですよ。
まるで、蜘蛛の巣に囚われたように見え、逃れられないことを暗示しているようですね。
監督は観る者にも視覚によるトラップをかけていたとするなら、やはりこの映画は凄いはずですわ。
んん〜、続編はやはり作るべきじゃなかったですねー。
監督は違いますけど、「ZERO」を見る限り、この1作目の世界をぶち壊したことは間違いありませんよ・・・。

















