ボクシング・ヘレナ
1993年アメリカ監督:ジェニファー・チェンバース・リンチ
出演:シェリリン・フェン、ジュリアン・サンズ
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
母親の優しい愛情を得ることなく育った青年医師ニックは、母親の亡き後に母親が暮らしていた豪邸に移り住む。
恋人のいるニックだったが、一晩過ごした女性へレナのことを忘れられずにいた。
ある日、ニックはヘレナと再会し、ヘレナへの気持ちを更に熱くする。何とかヘレナの気を引こうとする度に冷たい態度で逃げられてしまうニックだったが、車にはねられ重症を負ったヘレナを偶然見つけ、自宅へと連れて行く。
ニックにとっての愛の表現は、ヘレナを徹底的に監禁する行為でエスカレートしていくのだった。
※ネタバレ含む記事です。
D・リンチの娘の監督作品で、内容が内容なだけにヘレナ役を巡ってひと騒動あった作品として有名になった。
ヘレナ役の候補であったマドンナから断られ、キム・ベーシンガーは途中降板・・・一方で、「モーリス」を不健全だと降りたジュリアン・サンズは何故かこの映画は健全だと判断したらしく(?)ご出演(´▽`lll)
まぁ、監禁というだけでなく、ヘレナが「ダルマ」になっちゃうお話なので、ショッキングではありますけどね。ちなみに、タイトルの「ボクシング」とは「箱詰め」って意味です。
ニックは大事に大事にラッピングするみたいに、ヘレナを飾り立てるあたりは、ある意味恐ろしさの極致。
まるで人形でも愛でるみたい・・・。
ニックの母親は、彼が幼い頃優しい態度で接しなかった。
でもニックにとってそれが愛情表現だという観念が染み込んでいるせいか、ヘレナがニックを罵ったり冷たくするほど燃えるのねー。
そして所有欲を満足させるために異常な行動に出ちゃう・・・コワッ。
ヘレナ役はシェリリン・フェンで落ち着いたわけだけど、最初から彼女にしておけば良かったのに・・・と思うほどキレイだし、演技も体当たりしてる。親父さんの「ツイン・ピークス」にも出ていたお馴染の方。
話題づくりをしたかったんですかね?マドンナとかで・・・。
そういったわけで、ゴタゴタがあったり、残酷な内容であったりするので、印象がトコトン悪くなるのを恐れてか「問題の夢オチ」になっちゃったのね。
結局、固唾を飲まされた監禁は夢でした!チャンチャン♪なわけですよ・・・賛否両論にはなりますよ。
私の正直な感想を言えば、もっと違う形を考えて欲しかったな。「はい、これはぜ〜んぶ夢でした!!」
なんて短絡過ぎやしませんか?って感じですよ。
それはそれで一考ではあるんだけれども・・・。
ま、よく考えてもみれば、ニックの都合のいいように話が展開するんで、夢でもなきゃ話が出来すぎな印象になっちゃうね(´ヘ`;)
ところで、ミロのヴィーナスがヘレナを象徴するように映し出されるっていう効果は良かった。

















