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息子の部屋

2001年イタリア
監督:ナンニ・モレッティ
出演:ナンニ・モレッティ、ラウラ・モランテ、ジャスミン・トリンカ

(´▽`)つ★★★☆☆

<ストーリー>
精神科医ジョヴァンニの息子アンドレアがダイビングで潜水中に事故死した。
アンドレアの死後ジョヴァンニと妻がすれ違い始め、家庭の中のバランスが崩れそうになる。
そんなある日、亡きアンドレア宛てにガールフレンドから手紙が届く。


この映画のコピーが、
「生きているときは、開けてはいけないドアでした」
ホラー映画にも使えそうな感じですねぇ〜(´∀`;)
ストーリーはというと、精神分析医とカウンセラーをやっている男にその妻、息子と娘という極ありふれた家族のお話。
とりたてて名声も金もある訳じゃないが、平凡ながらも幸せな家族。
せいぜい学校に置いてあった、化石のアンモナイトを息子が盗んだ盗まないっていう事件くらい。
しかし、息子がダイビング中の事故で亡くなってしまう。
自分の子供を亡くして、家庭が崩壊していくという映画は「普通の人々」が有名だけれど、それとはちょっと違う。

この映画は思っていた以上に観ている者に涙を強要しないほど淡々と描いている。
泣きたいと思って観た人は肩透かし食らったかもしれませんね。

しかし、悲しみは露骨に表現すれば良いってもんでもない。
映画を観ている人がどれだけ心を察することができるかで、この映画の中の悲しみは違ってくるかもしれない。
中でも父親が若者で賑わう遊技場にたたずむシーンは印象的。
若者たちが楽しむ姿に息子の姿を重ねていたのだろうか・・・?
セリフはないが、父親の喪失感と悲しみが観る者に訴えている。

musuko-no-heya2.jpg映画の冒頭、ある患者に「責任をすべて背負い込んではいけない」と父親は言った。
しかし、最愛の息子を亡くした時、「あの時こうしていたら・・・」「あの時・・・」と自分を責め始める。
父親の仕事を精神科医に設定した意図はこの辺にあるのかな?
なにか皮肉さも感じられますね。
「精神科医とて自分の心のコントロールは難しい」

息子と付き合っていた女の子が、息子の死を知らずに手紙を送ってきた。
父親と母親は、その女の子に興味を抱く。
息子の死という悲しみを共有できる相手・・・きっと悲しみは乗り越えるんじゃなく、誰かと分かち合えることができたなら克服できるんじゃないだろうか?
・・・そう思えた。

とりたてて派手なエピソードはない。
こういう映画は苦手な人もいると思う。
でも私は好きなんだなぁ〜。
しかも崩壊ではなく、家族が立ち上がって歩み始めていくような余韻は心地良く感じたし。

ところで、「息子の部屋」の例のコピー・・・深すぎて、今も意味がわかりません。。。orz

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2006年12月04日 映画ま〜わ行 2000年以降 トラックバック:0 コメント:0












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