ウィラード
2003年アメリカ監督:グレン・モーガン
出演:クリスピン・グローヴァー、ジャッキー・バロウズ、R・リー・アーメイ
(´▽`)つ★★★★☆
<ストーリー>
亡き父親の会社に勤める30過ぎのウィラードは、病気の母親と大きな屋敷に2人で住んでいる。
友達もいない孤独なウィラードは、その会社を乗っ取ろうとする社長からことごとく虐げられていた。
ある日、地下室にねずみがいると母親がパニックになり、ねずみ退治に乗り出すが、賢い白いねずみと出会ったウィラードは、「ソクラテス」と名づけ可愛がるようになる。
ウィラードにとって、唯一心を開くことのできる相手が「ソクラテス」なのだ。
そこへ攻撃的な大きなねずみも現れ「ベン」と名づけ、次第に社長への復讐を計画するのだった。
孤独な男がねずみと仲良くなり、自分を虐げた会社の上司に復讐するという、ちょっとネクラな男の悲しい物語・・・かも。この作品は' 71年に公開された「ウィラード」のリメイク。
主人公を演じるのは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で情けない親父の役を演じた、クリスピン・グローバー。
この俳優さんは情けない男がよく似合う。
今回は孤独な男の憐れさも加わり、不気味さが恐い・・・しかし「怪演」ぶりが素晴らしい!
この作品は、クオリティー高いB級映画と言えましょう。まぁ、今どきネズミの大群が人間を襲うなんて映画は、日本的に言うならば昭和の薫り・・・ってところ。
一応今は21世紀の平成ってことで、CGも駆使しているんですけど、本当のネズミ500匹以上も4ヶ月かけて馴らしたそうで、手間がかかっておりますねー。
で、ウィラードの母親が凄いんです。
「この人って本物の人間だよねぇ??」と思うほど、ゾンビのようなんです。
墓場から這い出てきたような母親がネズミに大騒ぎするし、息子にいちいち口出すしで、こりゃ最高ですよ。
ウィラードの家も会社も古臭くて、「いつの時代なの?」と思っていたら、上司のマーティンがパソコンでエロサイト見てる・・・「なんだ現代なのか」とそこでわかる時代錯誤的な雰囲気もまた(・∀・)イイ!!
この超ネクラなウィラードとゾンビのような母親のキャラが最高で、そこへネズミがゾロゾロ・・・上司は残酷にもネズミにポリポリされちゃうって展開、怖いとか気持ち悪いとか言うよりも、昔の怖い映画ってこういう感じだったよねぇ〜と懐かしさを感じました。

オリジナル版では続編も作られ、病弱な男の子とベンの友情物語を描いた「ベン」(' 73年公開)
今回のリメイク版では、その「ベン」で流れたマイケル・ジャクソンが歌う「ベンのテーマ」が効果的に使われ、しかも主人公の亡くなった父親の写真を見ると、オリジナルでの主人公を演じたB・デイヴィソンだったりして、さりげなくオリジナルへのリスペクトがされている。

















