リバティーン
2004年イギリス監督:ローレンス・ダンモア
出演:ジョニー・デップ、ジョン・マルコビッチ、サマンサ・モートン
(´▽`)つ★★★☆☆
<ストーリー>
1660年、王政復古のイギリス。
国王チャールズ二世から追放されていた第二代ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットは、恩赦を受けロンドンへと戻ってきた。
卑猥な表現で政治を批判したり、酒や女で日々過ごすジョン。
詩人として国王から才能認めてられていたが、期待に添う作品はなかなかできずにいた。
そんなある日、劇場に足を運んだジョンは観客から野次を飛ばされる若い女優エリザベス・バリーの才能を見抜き、演技の指導を申し出る。
17世紀に実在した詩人ジョン・ウィルモットの半生を描いた作品・・・というか、ジョンの友人ジョージ・エサリッジがジョンをモデルに書いた「当世風の男」の映画化とも言える。
ちなみに、「当世風の男」を戯曲化してジョンを演じたのは、この映画でチャールズ二世を演じているジョン・マルコビッチ。
彼の提案で映画化になったそうだ。
さて、私はこの映画を観るまでロチェスター伯爵のことはまっったく知らなかった。
・・・ということで、調べてみた。
1647年4月1日生まれ。父ヘンリー・ウィルモットはアイルランド系英国人家系の王党派で、1658年に外国で死亡。
母は議会人の家系。
12才の時にオックスフォード大学ウォドムカレッジ入学。
14才の時に大学総長でもある叔父から修士号を与えられ、フランスとイタリアの旅行後ロンドンに戻り王政復古時代を盛り上げ、後に対オランダとの海戦で英雄になる。
生活は郊外にある家と宮廷と分け、行き来する日々を送る。
酒飲みで、バイセクシャルであった。
親しくしていたチャールズ二世に対して下劣な風刺文を書いたために、宮廷から追放される。
1680年没。
映画はジョンのカメラ目線での前口上から始まる。
「どうか私を好きにならないでくれ・・・」
話の内容を聞いていると、ロチェスター伯爵のことを知らなかった人間でも、こいつは相当のどスケベな男だと悟れる。
しかし、この前口上が舞台チックな演出で斬新な感じがしましたねー。
第一幕、あの世にいるジョンが、自分の物語が始まる前に「最初に言っておくけどさぁ〜」みたいな感じで現れてるようでもありますね。
ストーリー・テイラーっぽくもあります。
本編はのっけから馬車で奥さんとイチャつくシーン・・・エッチィー♪…(*ノ∀ノ)イヤン
家族と一緒に観れないですね〜あれは(;・∀・)
それにしても17世紀のイギリスは貴族が紳士という風ではなく、酒池肉林三昧だったことに、私は愕然・・・。
ジョンという詩人は必然的に誕生したんじゃないの?時代の申し子みたいに。
ちなみに、同時代の日本は徳川綱吉の時代(江戸時代)
文化人では、松尾芭蕉とか近松門左衛門なんかが登場していた時代なんですわ。
ジョンは3人の「エリザベス」に縁があったんですね。1人は妻のエリザベス・マレット。
もう1人は女優のエリザベス・バリー。
で、エリザベス・バリーを演じたサマンサ・モートンが何気に素晴らしかった。
ロンドンでの初舞台で野次を飛ばされ、自信を失ってるあたりの彼女がドンドン変っていくんですよ。
最初はただ気が強い女性って感じだったのに、ストーリーが進むにつれ貫禄すら出てくる。
ジョンとの最後のシーンなんて、ドッシ〜ンとしているではありませんかっ!
病気で気が弱ってるジョンを見事に切り捨てる・・・女は男の性の対象でしかないような時代に、なんて天晴れな女性なのかしら♪
そして、あともう1人のエリザベスは・・・誰でしょう?
ラスト、また前口上の時のようにジョンがカメラ目線で語る。
「あなたはこれでも私を好きか?」
この言葉を3回繰り返す・・・。
さあ、その問いにアナタはどう答える?
・・・カッコ良いエンディングですねー。

















