ジミー さよならのキスもしてくれない
1987年アメリカ監督:ウィリアム・リチャート
出演:リヴァー・フェニックス、メレディス・サレンジャー、ポール・コスロ
(´▽`)つ★★☆☆☆
<ストーリー>
17才のジミーの一家は、シカゴの郊外の中・上流階級が多く住む場所へ引っ越してきた。
周りは育ちの良いタイプの子ばかりで、イキがっていても根の優しいジミーはすっかり溶け込んでいく。
卒業を間近に控えた頃、ジミーは父親から自分の母校へ進学するように強制される。
それに反発したジミーは、ハワイ大学に進学することになっている恋人のリサと共にハワイへ行こうと決める。
しかし、そのために残された時間は24時間だった。
「マイ・プライベート・アイダホ」でボブの役を演じたウィリアム・リチャートが監督。
まずは、日本でのこの作品のビデオやDVDのパッケージのイメージが作品内容と合わないことで、作品を観て少々驚く。外国(アメリカ)のパッケージを見ると、3人の女の子に囲まれたリヴァーが楽しげに映っているではありませんか!
・・・ということで、そもそも'80年代に流行ったお気楽な青春映画の中の一本という感じの作品なのです。
それを日本は、そういうイメージをパッケージから払拭したがために、中身を観たら「えええ〜〜〜〜!!」ってなっちゃう訳です。
要するに、「スタンド・バイ・ミー」のリヴァーのイメージを抱き続けていた者にとって、日本のパッケージはそれに充分応えるような画像を使っていた訳ですが、いかんせん映画の内容が伴ってない印象が強くなってしまった。まさか、リヴァー演じるジミーが仲間たちと遊びほうけたり、いろんな女の子に手を出したり・・・なんて思いませんからね。
まぁ、私も観た時は面食らいましたよ・・・。
リヴァーったら、やりたい放題じゃないのって(;´Д`)
そうは言っても、ちょっと大人になったリヴァーはやたらキュートだし、それはそれでドキドキものなんですけどもね。若さゆえに、後先考えないで突っ走るジミーというキャラに合ってたかどうかは疑問ですけれども、リヴァーを見惚れるならこの作品はなかなかのものです。
まぁ、そこまでミーハーなら耐えられる作品っていうレベルですorz
考えれば、当時のティーン・アクターは多かれ少なかれ、お気楽な青春映画には出ているんですけれども・・・。そういう作品が量産できてた時代なんですね。
もっとも、当のリヴァー自身も後々になって、この作品に出たことを後悔していると話していたそうですが・・・。
で、日本のサブタイトルの「さよならのキスもしてくれない」ってのも、どういう意図で付けたのか訊きたいくらいですねー。
切ないラブ・ストーリー風満々ですからねー、参りますよ。

スタンド・バイ・ミー
1986年アメリカ監督:ロブ・ライナー
出演:ウィル・ウィートン、リヴァー・フェニックス、コリー・フェルドマン、リチャード・ドレイファス
(´▽`)つ★★★★★
<ストーリー>
作家のゴーディ・ラチャンスはある新聞記事に目を止めた。
「弁護士のクリス・チャンバース刺殺される」
そしてゴーディは、遠い過去を思い起こす・・・。
12才のゴーディは、3人の仲間クリス、テディ、バーンと木の上に組み立てた小屋に集まり、いつも遊んでいた。
ある日、バーンが数日間も行方不明になっている少年が30キロ先の森の奥で、列車にはねられ死体が野ざらしになっているという情報を持ってきた。
死体を発見したら町の英雄になれると意気込み、4人で森へ行くことになった。
スティーヴン・キング原作の映画化で、自分の作品が映画化される度に文句をつけるキングが絶賛した作品だと言われている。この作品は有名で、ことさら解説するまでもないでしょう。
観た人が心の奥に残っている少年時代のノスタルジーに浸り、それぞれの思い出と重なる映画であり、それぞれの感じ方で観終わるステキな映画なのです。
この映画は、壮大ではないけれど冒険映画なのです。
ほんの30キロ、自分の住む町を出るだけの冒険物。
しかも、冒険の目的は死体探し。
途中、獰猛な犬を挑発したり、列車が通る橋を渡ったり、ヒルがいる沼に入ったり・・・冒険というよりもただの無茶とも思えちゃうのは、大人の意見。
これが冒険なのですよ!
けれど、この冒険者たちは正義感に溢れた勇者ではない。それぞれが家庭に問題を抱え、少年なりに悩んでいる。
この頃の家庭の問題っていうのは重大で、子供ではどうすることもできないから、案外深い悩みなんですよね。
私なんかは、そこにも共感を覚えたんですが・・・。
この映画では、キーファー・サザーランドが不良グループのリーダ:エースの役で出ております。町でやり放題、そしてグループ仲間の弟であるクリスを痛めつけちゃったりする・・・リヴァーが〜〜〜
(;つД`)
それから、ゴーディの亡くなった兄ちゃんの役でジョン・キューザックも登場している。
まぁ、2人共登場シーンは少ないんですけどもね。
キーファーに関しては、嫌なヤツの役回りですけど、本当にこの映画を見た当時は嫌なヤツだと思った(;・∀・)
で、映画を盛り上げる音楽が1950年代くらいのポップスで、とってもキッチュですよね。
戦後、日本人が強烈に憧れたアメリカの文化って感じで、またエースのような不良も
(・∀・)カコイイ!!と映るような時代だったんでは?と。
ところで、やはりリヴァー・フェニックスのファンである私は、リヴァーを語らずにはいられません。リヴァーを初めて見たのはこの作品で、彼の持つ雰囲気は誰もが感じるところだと思うんですよね。
私がこの作品で好きなシーンは、見張りをしている夜にゴーディと2人で語り合ってるシーン。
クリスは自分が置かれている家庭環境に苦しみ、もがいてる・・・というのが切ない。
きっと普段見せない涙を始めてゴーディに見せたんだと思う。
エンディングに流れる「スタンド・バイ・ミー」は、哀愁たっぷりな思いに拍車をかける曲ですねー。
ジワジワ泣けてくる。
そして、奇しくも4人の中で先に逝っちゃったのが・・・
この映画は好きなんです。
でも、私は別の意味で悲しくなる映画でもあります。


恋しくて
1987年アメリカ監督:ハワード・ドイッチ
出演:エリック・ストルツ、メアリー・スチュアート・マスターソン、リー・トンプソン
(´▽`)つ★★★★★
<ストーリー>
ボーイッシュな女子高生ワッツと幼なじみで内気なキースは友人同士。
キースは学校のマドンナ、アマンダに夢中だったが、アマンダには金持ちのボーイフレンドがいた。
しかしキースは、意を決してアマンダをデートに誘おうと考え、ワッツに相談する。
相談を受けたワッツは、釣り合わない相手だとキースに冷たく言い放つが、キースは思い切ってアマンダにデートの申し込みをする。
その時アマンダはボーイフレンドとケンカをした直後で、キースの誘いに応じる。
2人のことは学校中の評判となり、ワッツはキースの勇気を買って協力することになったが、ワッツは密かにキースに対して想いを抱いていたのだった。
脚本はジョン・ヒューズで、青春映画がハリウッドで盛んな時代だった中、群を抜いて若者の恋を瑞々しく描いた秀作だと言える作品。
この映画は、胸がキュンとなる若い恋を存分に感じさせてくれる(・∀・)キュンキュン
なんと言っても、ベリーショート・ヘアのメアリー・スチュアート・マスターソンが可愛いのです♪サバサバした彼女の演技がピッタリ合っていて、ボーイッシュなファッションもバッチリ!
その当時では日本で一般的じゃなかったルーズソックス(短めですけど)やアメリカン・ピアスだったりが新鮮で、人よりも早くピアスをしていた私は真似したくて更に2〜3箇所ピアスの穴を安全ピンで開けまくったほど、この映画のファッションに影響を受けたものでした。
でも、ワッツの男物のパンツをはいていたのは真似ませんでしたが・・・(;´∀`)
エリック・ストルツは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公候補になるも、「キャラが暗い」ということで降ろされた話は有名でしたが、その暗いキャラがこの映画で充分活かされたと思う。
絵を描くことが好きだけど学校で目立たず冴えない男の子で、妹にすらバカにされているキース。
そんなキースとワッツの組み合わせがとても良い。
そのワッツと対照的な位置にいるのがリー・トンプソン演じるアマンダ。
アマンダのファッションも素敵で、ミニスカートにウェスタンブーツっていう井手達は、今日本で流行っているような・・・。
この映画は、ワッツの片思いがいじらしい。キースがアマンダのことが好きだと知って、更衣室で男物のパンツをはいてるワッツがジィ〜っとアマンダを見つめる。
スタイルのいいアマンダを見ながら、ワッツはおもむろにお腹を引っ込めてみたりするシーンは、ワッツの気持ちを大いに表わしている。
キースにとってワッツは幼なじみだし、あまりにも身近過ぎて女として見もしない。
もう自分の頭の中では、女性はアマンダただひとり。
密かにキースのことが好きなワッツは、アマンダとデートするキースに予行練習だとか言ってキスの練習相手を買って出る。
そのキスシーンのワッツが本当に可愛い〜。
照れるワッツを茶化すキース・・・キースって天然な鈍感ぶりなのね。
でも、ラストに近付いてくると、鈍感なキースもようやく気づいていくんだけれど・・・。
物凄いお膳立てのデートも臭くなく青春映画らしくて、好感が持てる。初めてのデートって特別なんだよ〜っていう感じが(・∀・)イイ!!
そして、アマンダのボーイフレンドは金持ち=意地が悪いという図式そのまんまのキャラで、「なんだよ!こいつ」っぷり。
ちなみに、このボーイフレンドは「リバー・ランズ・スルー・イット」ではブラピの兄ちゃん役で、まったく違うキャラを演じてますね。
エンディングの曲「好きにならずにはいられない」も可愛くアレンジしてあって、ピッタリ♪
まだこういう青春映画を作る勢いがあった時代だったんだなぁ〜と、ある意味今のハリウッドに憂いてしまうのでありました。

















